今回は2022年7月からあらたな取り組みとしてスタートしたNintendo Switch™プラットフォームへのゲームタイトル配信ついて、その後の動向をインターネットメディア事業のプロデューサーIさんにインタビューしました。
3月にはカバー株式会社(VTuber事務所であるホロライブプロダクションを運営)著作物の利用に関する包括的使用許諾契約を締結するなど、精力的に展開しています。
事業スタートからあっという間にVTuberに大人気!!
──2022年の7月から、Nintendo Switch ™へのゲームリリースをかなり積極的に行っていますよね?ズバリ、手応えはいかがですか?
プロデューサーI:スマホアプリでリリースしても寿命が短い場合もあるんですが、Nintendo Switch™の場合だと一度ダウンロードすると長く遊んでいただけますし、ストアのSALEもあるのでよりお客様の目に触れる機会が多く、「ちょっとやってみようかな」と気軽にお試しいただけるので、そこが売り上げに繋がっているのかなと思います。
こういった背景もあり、新規タイトルを継続的にリリースしています。
──VTuberやYouTuberの方々にもご好評とのことで、たくさん動画配信していただいてますが、どんなところがウケていると思いますか?
プロデューサーI:東京通信のNintendo Switch™タイトルにすべて言えることなのですが、「とにかく分かりやすくする」というところを大事にして開発しています。「意味がわかると怖いマンガ」や「意味がわかると怖いミステリー」等のヒット作は初めて見る問題でも実況しながら解けるし、観ている方にもわかりやすいというところがウケているのかなと思っています。
もう一つは、見ている人が思わずリアクションしたくなるような表現を多く取り入れています。簡単に笑いを作れるので配信がしやすいと思います。東京通信のタイトルを実況してくれる方は、1つの作品をプレイしたら別のタイトルもプレイしてくださることが多いんです。
例えば、難しいゲームだと自分にスキルがないとうまくプレイできないケースもあると思うんですけど、操作や問題自体も簡単にすることを重視して作っているので、「ゲーム実況をやりたいけど難しい」という人でも簡単に実況しやすいゲーム構成になっています。
──人気VTuberの兎田ぺこらさんにもゲーム配信で取り上げていただきましたが、やはり反響は大きかったですか?
プロデューサーI:兎田ぺこらさんに実況していただいた「意味がわかると怖いマンガ」というタイトルが、2023年1月に兎田ぺこらさんを含め、VTuberにトータルで14回も配信していただいて、反響が大きくとても嬉しかったです。
知名度の高いVTuberに配信していただくことで、視聴者の方にも認知される機会が増え、様々なVTuberにも取り上げられることも増えました。売り上げも好調でした!
今後の展開について
──約半年で「東京通信」名義では35本、「MASK(当社子会社)」名義では7本リリース(2023年3月現在)されているかと思いますが、このリリースのペースは凄いですよね…?
プロデューサーI:はい!とても早いペースでリリースしていますね。過去にリリースしたスマホアプリを上手く再活用しているので、「同じようなゲームを作りたい」となったときに、過去のスキームを利用して早くリリースできるようにメンバーで開発しています。
──なるほど、ちなみにですが配信ブランドを分けているのはどのような戦略なのでしょうか?
プロデューサーI:そうですね、東京通信ではNintendo Switch™本体を横にして持って遊べるタイトルをリリースしていて、MASKでは本体を縦に持ってスマホ感覚で遊べるタイトルをリリースしています。
MASKブランドを作った理由として、当初は「量産体制を作ろう」という意図があったんです。
でも走り出してみると、マーケティング的な役割でリリースすることが多くなってきました。挑戦的なタイトルをリリースしてみて様子を見る感じです。なので東京通信ブランドよりも半額くらいの価格帯になっています。
今後、MASKでは学習系ジャンルにチャレンジしようと思っています。例えばですけど、クラシック音楽や世界遺産について学べるようなタイトルですね。
──今後のNintendo Switch ™タイトルについて、抱負を教えてください。
プロデューサーI:これまでは過去にアプリでリリースしたものを活用して、Nintendo Switch™タイトルとして発売していましたが、今後はNintendo Switch™オリジナルのタイトルを開発していきたいです!
あとは売り上げも今の3倍に伸ばしたいですし、達成できると思います。
東京通信の強みでもあるマーケティング力は、スマホアプリからNintendo Switch™に変わったとしても、強みは変わらないと思うので、Nintendo Switch™でも東京通信の地位を確立したいです!
最後に
今回はインターネットメディア事業のプロデューサーIさんにお話を伺いました。今後より注力される事業について話を聞くことができ、今からとてもワクワクしました。今後どのようなゲームがリリースされるのかすごく楽しみです!
東京通信配信タイトルはこちら
https://www.nintendo.co.jp/search/?q=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%80%9A%E4%BF%A1&mode=soft
MASK配信タイトルはこちら
https://store-jp.nintendo.com/search/?q=MASK&pmax=501
兎田ぺこらさんのYouTubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/@usadapekora
※記載されている会社名・商品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。
・「Nintendo Switch」は、任天堂株式会社の商標です。
・「ホロライブ」「 兎田ぺこら」はカバー株式会社の商標です。