【インタビュー】執行役員 早川 晋


今回は2023年度4月からスタートした執行役員制度に伴い、キーマンのインタビューをお届けします。
第5回目はメタバース事業部、デジタルサイネージ事業部、仮想通貨関連事業部の執行役員を務める早川 晋氏の紹介です。


──簡単に自己紹介をお願いします!

早川晋です。美しい妻と可愛い子供が2人います!

──これまではどのようなキャリアを歩まれてきましたか?

一番最初はコンサルタントとして、朝日監査法人アーサーアンダーセン(現有限責任あずさ監査法人)で大和証券や住友商事といった大手クライアントのコンサルティングや会計監査をやっていました。
そのあと「セカンドライフ(※1)」や梅田望夫さんの書いた「ウェブ進化論」という書籍が流行り始め、「ネット系の会社に行かなくては」という思いが募り、20代ラストでDeNAへ飛び込み、モバイル広告の仕事を始めたんです。2年ほど勤めたときにご縁があり、シーエー・モバイル(現CAM)へと転職しました。そこでは広告営業に始まり、メディア、課金、管理系と非常に多くのマネジメント経験をさせてもらいました。外川会長がシーエー・モバイルを退任されたタイミングで、私も一旦会社を離れようと思い、3年後違う会社へと転職しました。どこかで外川会長にはついていくと決めていたので、今また一緒に仕事をできていることがうれしく思いますね。

(※1)「Second Life(セカンドライフ)」は2003年に、米リンデンラボ社からリリースされたソフトウェアです。3DCGにより構成された仮想空間で生活できるソフトウェアで、現在では「メタバースの先駆け」ともいわれています。

──そもそもどうして東京通信を選ばれたんでしょうか?

シーエー・モバイルを辞めてゼネラルリンクという会社に転職しました。そこでやりたい事はやれていたのですが、外川会長と定期的に会ってお話をしていくうちに、外川会長の下で働いていた時の心地良さや東京通信はシーエー・モバイル(現CAM)の方が多くいるので、そこでまた「昔みたいにスケールの大きい仕事ができる」というところに何となく心惹かれている自分がいました。そのタイミングで外川会長にお誘いいただき、東京通信へ入社することに決めました。新鮮な風を感じながら仕事しつつ、同時に自分のホームに帰ってきたなという心地よさが併存していますね。


──ご担当される事業とその内容、展望を教えてください。

メタバース事業、デジタルサイネージ事業、エンタメテック事業、その他新規事業を担当しています。

メタバース事業ではアミザという合弁会社を中心に仮想空間上に銀座の街並みを作っています。開発がもっと進むとバーチャル空間での買い物やライブ鑑賞なども可能になります。実際に銀座にあるお店や各種ブランドに参入していただいて、銀座に行けないような地方や海外の方々の窓口になれるようなサービスを作っていきたいですね。銀座だけでなく、様々な場所を仮想空間上に作ることができればもっと楽しめるのではないかと感じています。

デジタルサイネージ事業では、現在特定の大手メーカー様を中心に大型ビジョンを導入し、DXを推進しています。細かい設定やターゲットを絞って広告配信ができるのもデジタルサイネージの魅力でもありますので、今後はそういった広告コンサルティングや特定の業種にとどまらないDXの導入を目指していきたいです。

エンタメテック事業では、ファンクラブサービスの運営やEC展開にも注力しています。また、秋元康氏総合プロデュースの新アイドルグループ『IDOL3.0 PROJECT』のお手伝いもしています。
エンタメ系の事業って今後もずっとなくならないと思うんです。流行るものが動画だったり、もしかしたらスマホから何か違うものに進化したり、表現の場が変わったとしてもその先を東京通信で手掛けていきたいです。

──早川さんから見た東京通信の魅力とはどんなところですか?

外川会長と古屋社長が面白いところですね(笑)
色んな方を見てきましたが、とにかく2人の組み合わせで起こる科学反応がすごいんです。
我々がしっかり事業を進めていけば面白いような事業展開に自ずとなっていくというのが東京通信の魅力です。
執行役員陣もみんな個性があり、考えていることや各々がやっている事業はバラバラなんですが、何となく調和されるんです。それは外川会長と古屋社長がバラバラなものを1本に上手く纏めてくれるからなんですよね。


──最後に、これからの東京通信をどのようにしていきたいですか?抱負をお聞かせください

人が成長する組織を作りたいです。業界的に次から次に新しいことが展開されます。自部署の人が成長してどんどん自分のポジションを取っていってもらうということにすごく拘っています。人が成長する組織であれば会社は永続的に発展すると思うんです。それが私の役割だと思っています。

最後に

第5回目は早川氏にお話をお伺いしました。どんな時も冷静に回りを見ることができ、部下からの信頼もとても厚い早川氏。それぞれの事業でどのような展開があるのか今後の動向にも注目です!